ベンゼン、アジア向け下落
11月契約、5カ月ぶり 中国需要弱く
合成樹脂や合成ゴムの原料になる基礎化学品のベンゼンのアジア向け価格が5カ月ぶりに下落した。指標となるJXTGエネルギーの11月の契約価格は前月比85ドル(12%)安の1トン645ドルとなった。中国を中心としたアジアや米国の需要が伸び悩む一方で、供給増による需給の緩和観測が強いことを反映した。
中国が景気減速の影響で10月上旬の大型連休後の需要が弱い。ベンゼンを原料に使うプラントの定期修理が相次い...
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