財政赤字拡大容認論を問う(下)既に債務危機と現状認識を
植田健一・東京大学准教授
財政を巡り百家争鳴の状況だ。意見が割れる理由はロジックでなく、現状認識と目的にあると思われる。それらは往々にして明示されていないために、結論だけを見ると全く違うことを言っているように見える。
まず現状認識が重要だ。例えば第2次大戦末、負け戦を認めどう収束を図るかという作戦と、まだ勝てるから本土決戦に備え知恵を絞ろうという作戦では現状認識が異なる。現状認識を間違うと、平時では考えつかないような竹や...
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植田健一・東京大学准教授
財政を巡り百家争鳴の状況だ。意見が割れる理由はロジックでなく、現状認識と目的にあると思われる。それらは往々にして明示されていないために、結論だけを見ると全く違うことを言っているように見える。
まず現状認識が重要だ。例えば第2次大戦末、負け戦を認めどう収束を図るかという作戦と、まだ勝てるから本土決戦に備え知恵を絞ろうという作戦では現状認識が異なる。現状認識を間違うと、平時では考えつかないような竹や...
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