米金融緩和どこまで 不況時、対応余地乏しく
ハーバード大教授 ジェームズ・ストック氏
米金融政策を巡る議論が活発化している。政策金利が歴史的に低い中で利下げ観測が強まっているが、金融緩和の余地はどこまであるのか。4~5日に米連邦準備理事会(FRB)が開いた会議に出席したハーバード大のジェームズ・ストック教授に聞いた。
――FRBが金融政策の枠組みを見直しています。
「政策金利が低い中で、次の景気後退が訪れたときにどう対処するかは重たい課題だ。6月のシカゴでの会議は公開の場で包括的...
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