高値警戒、市況頭打ちも
18年度取引額、3年ぶり減少の公算
好調な地価と足元の市況には乖離(かいり)も見て取れる。新規物件の供給が細る中、投資家や消費者が高値に警戒を強めており、マンションなどの市況に頭打ち感も出ている。
2019年の公示地価で最高額となった東京都中央区銀座4丁目の山野楽器銀座本店。1平方メートルあたり5720万円と1年前に比べ3.1%上昇したが、伸び率は18年の9.9%から鈍化した。
海外マネーもブレーキがかかる。都市未来総合研究所の調...
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