伊坂幸太郎さん 創造をリアルに近づける
「3、4年前に大きい山に挑戦して燃え尽き症候群だった」。それでも毎年1冊ペースで作品を書いてきた。「間があくと不安」だったからだ。今月刊行した「フーガはユーガ」(実業之日本社)を執筆して「やる気が戻ってきた」と明かす。
双子の兄弟が、いじめ、児童虐待、幼女殺人、悪趣味鑑賞といった数々の「悪」の現場に出くわす。「双子が誕生日になると瞬間移動できる。この作品は設定が相当現実離れしている」。一方で「と...
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