合成DNA薬、治療効果20倍
埼玉大・東大、最適な形に設計
埼玉大学の斎藤伸吾教授と東京大学の吉本敬太郎准教授らは、人工的に合成したDNAを使う治療薬で、治療の効果を高める新しい技術を開発した。病気の原因となる細胞表面の受容体(たんぱく質)などに結合する強さを調べ、DNAを最適な形に設計する。従来に比べて約20倍効果が高かった。新しい治療薬の開発手法として実用化を目指す。
新技術は、人工的に合成した「DNAアプタマー」と呼ばれる物質で病気を治療する方法に...
この記事は産業新聞ビューアーご購読者限定です。