米、利上げ加速論にじむ パウエルFRB、3日始動
資産高・低物価が難題 国債需給悪化にも懸念
【ワシントン=河浪武史、ニューヨーク=大塚節雄】米連邦準備理事会(FRB)は3日、パウエル次期議長を中心とする新体制に移行する。資産価格の高騰と物価の停滞という相反する難題が残るなか、大型減税などで米景気は上振れ観測があり、利上げペースの加速も課題となる。財政赤字の拡大に伴う米国債の需給悪化への懸念から長期金利の上昇に拍車がかかっており、新体制は難しい船出を迫られる。
FRBはパウエル次期議長が...
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