東南アは自発的なCO2抑制を
豪ローウィ国際政策研究所客員研究員 スティーブン・グレンビル
東南アジアのエネルギー需要は2040年までに、60%以上増加するとみられる。世界需要の増加ペースの2倍に相当する。一方、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の目標を達成するには、東南アジアも二酸化炭素(CO2)排出量の相当な削減に寄与しなければならない。
東南アジア以外の多くの国は、石炭の使用を減らすつもりだ。先進国に加えインドでさえ、石炭火力発電を減らそうとしている。だが東南アジアでは、40年...
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